箱を作っている会社ならきっと同じ悩みを持っていると思います。
抜型の保管場所!!!
弊社でも、とうとう今までの保管場所がいっぱいになってしまいました。
抜型は、木型にカッターナイフの刃やスポンジが付いているようなもので
1つのサイズの箱に対し1つ必要になります。
この抜型と紙を機械にセットして流すと、箱の形に仕上がるわけです。
抜型は最終利用から5年間弊社で保管するのですが、
新しいご注文をいただく度、どんどん増えていきます(ありがたいことです^^)。
そこで、新たに大きな棚を購入し、増えた抜型を整理しました。
イメージとしては図書館の本棚です。
奥の棚は、壁際なので1列分入るようにしました。
手前の棚は、2列にして無駄なく抜型を保管できるように大きな棚を注文しました。
ただ、このままですと棚の継ぎ目が開いているので、崩れてしまう可能性と
両サイドから差し込むので、大きめな抜型を入れた場合に向こう側の抜型を落として破損させてしまう可能性があります。
木で仕切りを作ると時間がかかるし、、、コストもかかるし、、、
そうだ、うちの会社にたくさんある段ボールシートで仕切りを作ろう!ということになりました。
A式箱(みかん箱)を棚の寸法に合わせて、棚に入れれば、、、簡単に仕切りができると思っていました。
下の写真は、最初に予定していた棚の仕切りの形です。
しかし誤算が!
この棚の場合、天井の部分がカーブをしていて、四角形の箱をはめると高さが低くなってしまいもったいない隙間ができてしまいます。
抜型の形に合わせて棚を注文したので、なるべく隙間なく入れたかったのです。
左右の面と奥の面は必要、天井はない方がいい。でもコの字仕切りだと心許ない感じ。。。
そこで、こんな仕切りを設計してみました。
C式箱(蓋と身の被せタイプの箱)を半分に切った感じの箱です。
しかし!またもや難題が!
1段目は設計通りできましたが、2段目の仕切りは大きすぎて、このサイズが作成できる段ボールシートが無かったのです。
そこで箱を半分に切って2ピースで作ることにしました。
※CADで図面を描いて、CAD/CAMの機械でカットします。
サンプルカッターマシーンで作った仕切りはこんな感じ。
強力な両面テープでのりしろ部分を付けて仕上げます。
反対側も作ってこんな感じに仕上がりました。
あとは離れている部分をガムテープで貼り合せます。
天井の面を無くしたことで、高さに余裕ができました。
奥の面で向こう側と仕切られているので、イメージ通り図書館の本棚のようにできました。
一番下の段の手前側は、大きな抜型を保管するための場所で2列分を使います。
反対側もこんな感じ↓
これで、どんどん新しい注文が来ても安心です(嬉)!
こんな感じで、棚の仕切りは段ボールケースでも代用できます。
こんな仕切りが欲しい!という方は、棚の内寸(もしくは中に入れる仕切りの外寸)、必要な数量を
教えていただければお見積もりいたします。
価格は、設計費(3000円~)とシート代、及びカット代、送料です。
数量やサイズによって価格が変わりますので、詳しくはお問い合わせください。