向町紙工では、CADデータもしくはAIデータから厚紙のカッティングが可能です。
図面データを機械が読み取り、一筆書きでカッターが動いて厚紙をカットしていきます。
この機械を弊社では「サンプルカッター」と呼んでいます。
カットツールは2種類あり、厚紙用と段ボール用がございます。
紙なら、コピー用紙くらい~2mmまでの厚さをカットできます。
段ボールなら8mmの厚さもカットできます。
段ボール用のカットツールはバイブなので、断面がギザギザとなります。
サンプルカッターは小ロットの生産やサンプル作成に適しています。
通常、紙の加工には抜型が必要になりますが、CADカッティングなら抜型なしで製品の作成が可能です。
下の表は、抜型で作る場合とサンプルカッターで作る場合の特徴をまとめたものです。
抜型 | サンプルカッター | |
初期費用 | 抜型代3万~7万円位 | 設計費3000円~ |
注文ロット | 小ロットでは作成単価が高いため 500枚以上がおススメです。 |
1個から |
価格 | まとまったロットがあれば、単価は 安くなります。 |
小ロットのご注文なら合計金額 は安いですが、ロットが増えても 作成単価は高いです。 |
納期 | 15営業日 | 最短2営業日(数量によります) |
メリット | 折スジがしっかりつくので 紙が割れない。 |
1個から安く作れる。 納期が早い。 |
デメリット | ロットが少ないと高い。 注文から納品まで時間がかかる。 |
紙はスジ割れしやすい (下の写真参照) ※段ボールはスジ割れしません |
下の写真は、サンプルカッターで作った製品の折スジを180度折り曲げた後の様子です。
スジの部分の紙が割れてしまっています。
特にチップボール、PGカラーBが割れやすいです。
紙が厚くなるほど割れやすくなります。
どうしても紙の割れを避けたい場合は、材質を段ボールに変更するか、小ロットでも抜型で作成するという方法になります。
下の写真は、サンプルカッターで作った段ボール製品です。
型を作るとかなり高額になってしまうような大きな製品でも、サンプルカッターで作れば安く作成ができます。
オンデマンド印刷機とサンプルカッターを組み合わせれば、印刷付きの箱や紙製品が1個から作成できます。
普通に印刷付きの箱を作るとなると、印刷版代、印刷代一式、抜型代、抜き代一式がかかり、小ロットだとかなり高額になってしまうのですが、向町紙工なら1個から型代版代不要で製品作成ができるので大変喜ばれているサービスです。
箱のほかに、カードゲーム、ボードゲーム、写真台紙、パネル、看板、下げタグなど様々な製品が作れます。
下の写真のように、なめらかな曲線もカットすることができます。
厚さは2mmの極厚紙までカッティングできます。
このような曲線をカットするには、通常AIデータでご入稿をお願いしておりますが、
イラストレーターがない場合は、画像データや手書きのデザインからも作成は可能です。
※画像データや手書きのデザインからCAD図面を作成するため、編集代がかかります。
こんな製品を作ってみたいというものがありましたら、一度弊社へご相談ください。