向町紙工では、厚紙にスジを入れて折りやすくする加工ができます。
普通に折り曲げると紙が割れてしまうような製品にスジ押し加工すると、
紙が割れずにきれいに折り曲げることができます。
主にC式箱(蓋と身の被せタイプの箱)で使用しますが、表紙や仕切りなど
様々な製品にスジ押し加工が利用されています。
注文ロットは1枚からです。
小ロット~大ロットまで対応できます。
スジ押しすると、下の写真のように凸ができます。
紙は、この面が「谷」になります。
下の写真のように、厚紙の中央にスジを一本入れれば表紙が出来上がります。
スジの太さは、紙の厚さによって調整しています。
分厚い紙はスジも太くなります。
スジを何本か入れると、下の写真のように箱の仕切りを作成することもできます。
仕切りは通常抜型で作成するのですが、小ロットのご注文の場合は
このように厚紙台紙とスジ押し加工で仕切りを作った方が割安です。
持ち込みの紙もスジ押しすることができます。
その場合、一度確認しますので、紙のサンプルを弊社にお送りいただければと思います。
このページではスジ押し機でスジを付ける方法を説明しましたが、
スジを付けるには抜型でスジを作るという方法もございます。
抜型は、下の写真のように木の板にカッターナイフのような刃がついた型で、
折スジ加工や窓あけ加工、曲線のカットなど、紙に様々な加工ができます。
抜型でスジ加工をする場合、初期費用として抜型代、生産するごとに抜き代一式がかかります。
ロットが多い場合は、抜型で作成したほうが安くなることがあります。
抜き加工について詳しくはこちら⇒
ロットが少ない場合は、初期費用なしのスジ押し機でのスジ押し加工が安くできておススメです。
ただし、スジ押し機でのスジ押しは完全に手作業のため、
1ミリ弱のずれが生じることがございますので何卒ご了承くださいませ。
ご不明な点は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。